はじめに
エンドツーエンドのデータパス保護(ETEP)は、データがホストからSSDへ送信された瞬間から離れるまでのあらゆる段階にてデータの整合性を確保する手法です。ETEPは、エラー修正コード(ECC)を用いて、あらゆるデータ転送ポイントにてデータを安全に保護します。
すべての経路を網羅
SSD自体の内部にも数種類のデータ転送ポイントが存在します。データがホストからコントローラーへ届いた後、NANDフラッシュへ最終的に保存される前に内蔵のSRAMまたは実装されているDRAMチップにて処理されます。データの読み込み時は、当然この逆の操作が行われます。

不可避なエラーを修正
データ転送時のエラーは不可避です。これを解決するために、すべてのデータ転送ポイントにてエラー修正コード(ECC)が実装されています。これは、ユーザーが気づく前にエラーの存在が検出され修正されることを意味します。さらに、フラッシュとコントローラーのバッファ間にLDPCが実装されています。

重要な環境におけるスムーズな動作
データがSSDのインフラを通過する際にエラーが発生し、システムクラッシュに至る場合もあります。ETEPはここで効果を発揮し、予期せぬエラーを修正して、最も過酷な環境においてすらスムーズな動作を維持します。
