はじめに
ソリッドステートドライブ (SSD) に書き込まれたデータは時間の経過とともに劣化していきます。原因はフラッシュメモリ内部のセルが持つ電荷が時間の経過とともにリークするためです。リークが発生しデータが維持できる期間をデータ保持期間と呼びます。また、データ保持率は、温度上昇とP/E(書き込み/消去)サイクルの増加によって低下していきます。データ保持率の問題は、温度と P/E サイクル数に基づいて適正にデータをリフレッシュすることで軽減することが可能です。
温度上昇からの保護
温度上昇は、データへのリスクを高めます。温度上昇によりフラッシュメモリ内部にデータとして蓄積した電荷のリークを早めるからです。iRetentionは、温度上昇からデータを保護します。

高性能なアルゴリズム
SSDは急速に変化するあらゆる状況に即座に適応する必要があります。iRetentionは、温度と P/E サイクル数の変化をリアルタイムに検出し処理を行う高性能なアルゴリズムを組み合わせた技術です。
